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「中小企業から日本を元気にプロジェクト」 公式アンバサダー ロンドンブーツ1号2号 田村淳

2024年04月04日(木)

今こそ必要なマネジメント研修!社員のスキルアップが実現できるマネジメント研修・セミナーの作り方とは?

そもそもマネジメントとは?

企業におけるマネジメントとは、人・事業・資金などの経営資源を、リスク管理しながら効率的に活用することです。

またマネジメントに似た言葉にリーダーシップがありますが、マネジメントとリーダーシップは組織やチームの運営において異なる役割を果たします。

マネジメントは、組織やチームの目標を達成するための計画を立て、リソースを配分し、チーム全体を管理する役割を担います。

リーダーシップとの違い

一方、リーダーシップは、示された目標を達成するために、具体的に組織やチームの方向性を示す役割を担います。

マネジメントは、効率的な経営資源の活用を担当することでチーム全体を管理し、リーダーシップはチームの方向性やモチベーションの向上を促し、メンバーを目標に向かって導くという違いがあります。

マネジメント研修の目的

既存管理職の能力向上

マネジメント研修には、既存管理職の能力を向上させる目的があります。

例えば、既存の管理職のコミュニケーションスキルやタイムマネジメント能力などの向上は、組織全体の効率性や生産性の向上に直結します。

コミュニケーションスキルの向上は、組織内の情報伝達のミスや誤解の減少につながり、タイムマネジメント能力の強化は、業務の効率化や重要なプロジェクトの遂行などにおいて生産性を最大化することに繋がります。

マネジメント未経験の若手社員の育成

また、マネジメント未経験の若手社員を新たな管理職に育成するという目的もあります。

企業や組織の将来を担う存在である若手社員をしっかり育成することは、組織の持続的な成長に必要になってきます。

マネジメントに必要な問題解決能力やチームマネジメントスキルなどの基本的なスキル研修を行うことで、マネジメントスキルを早期に身につけることができます。

企業がマネジメント研修をすべきメリット

社員の能力向上

マネジメント研修を行うメリットの一つ目は、社員の能力向上です。

前述したように、マネジメント研修の目的は既存管理職の能力向上や若手社員の育成も含まれます。

マネジメント研修を受ける社員はもちろんですが、研修を受けていない社員にもいい影響があるといえます。

例えば、マネジメント能力には人材を育成するスキルが含まれます。

したがって、人材育成スキルの高い管理職により、社員のパフォーマンス向上やそれに伴う組織力の向上、次世代のリーダーの育成など管理職以外の社員の能力向上に繋がります。

自社のマネージャー像を体系化できる

また、会社に合ったマネージャー像を体系化できるというメリットがあります。

マネージャーがどうあるべきなのかや行動規範を明確化し、マネジメント研修に取り入れることで、会社に合った一貫性のあるマネージャーを育成することができます。

人事評価の指標作りに活用できる

さらに、上記のように理想のマネージャー像を明確化できれば、評価や昇進の際の基準として活用できます。

会社としてどのようなマネージャーが求められるかをはっきりしておけば、それに沿って育成・評価できるほか、採用時の基準に使用することもできるので会社に合った優秀な人材を見つけだせます。

マネジメント研修の対象者

中途入社間もない管理職

中途入社間もない管理職にマネジメント研修を行ってみましょう。

マネジメントの基礎はどの会社や組織も変わりませんが、求められるマネージャー像は会社や組織によって違うものです。

自社の求めるマネージャー像を理解してもらうためにも、マネジメント研修を実施してみましょう。

また、既存の管理職は基本的なマネジメントスキルは備わっていますが、マネジメント研修を受けることでマネジメントに関する最新情報やトレンドを学ぶことができます。

管理職になりたての社員

初めて管理職になる人はマネジメントスキルがほとんどありません。

基本的なマネジメントスキルを学ぶためにもマネジメント研修は必要になってきます。

最初から丸投げで試行錯誤しながらマネジメント業務をするよりも、マネジメントの基礎や求められるマネージャー像を学んでからマネジメント業務をした方が、早く一人前の管理職に成長するでしょう。

管理職を目指す若手社員

管理職を目指す若手社員にもマネジメント研修は効果的です。

マネジメントスキルはもちろんですが、マネジメントとは何かやリーダーと何が違うのかなど、スキル以外のマネジメントに関する基礎知識をつけることも大切になってきます。

管理職になる前に研修を受けることで、マネジメントの基礎知識を持った状態で管理職になれるため即戦力として組織に貢献してくれるはずです。

マネジメント研修に取り入れるべき内容

会社が求めるマネージャー像

マネジメント研修に取り入れるべき内容の一つ目は、理想のマネージャー像です。

基本的なマネジメントスキルを備えたうえでそれをどのようにいかすのかや、どのようなマネージャーが会社に必要なのかを研修を通してしっかり伝えましょう。

とくにこれから管理職になる若手社員や若手管理職に伝えることで、どのようなマネージャーになるべきかイメージしやすくなります。

組織やチームに対する向き合い方

また、組織やチームに対する向き合い方についても研修で取り入れましょう。

マネジメントは、チームに属するメンバーがそれぞれの強みをいかせる環境を整え、チームの生産性を最大化する役割もあります。

また、チームとチームをつなぐ役割もあるため、チームリーダーよりも広い視点でメンバーをみて支援するスキルを身につけなければなりません。

部下に対する向き合い方

マネジメント研修で取り入れる内容の三つ目は、部下に対する向き合い方についてです。

部下の強み弱みを理解し、能力を引き出して成長を促すこともマネージャーの大切な仕事の一つです。

部下と効果的なコミュニケーションをとるスキルや、部下のモチベーションを向上させるスキル、その人に合った適切な目標設定やフィードバックをするスキルなど様々なものが挙げられます。

部下の成長は会社全体の成長につながるので、特に力を入れて研修する必要があります。

マネジメント研修の実施方法

完全内製での実施

一つ目の実施方法は、完全に社内で行うやり方です。

会社のマネージャーや育成担当などを講師として、研修プログラムを作成・実施します。

メリットとしては、会社のニーズや文化などに合わせて研修内容を調整できる点と外部講師やセミナー参加費などのコストを抑えられる点です。

一方で、会社内の人材だけで研修を行うため、外部の視点や専門知識が欠けてしまう可能性があるというデメリットがあります。

社内に外部講師を招いての実施

新たな知識を取り入れたい場合や専門的な研修を受けたい場合には、外部講師を招いてみるのもひとつの方法です。

外部講師を招くことで客観的なアドバイスやアイデアを得られるというメリットがありますが、外部講師が会社の文化やニーズを理解しきれない可能性があるというデメリットもあります。

社外のセミナーに参加

業界全体の最新情報やマネジメントにおけるトレンドなどを学びたい場合には、社外のセミナーに参加するという方法もあります。

また他社の参加者やチームと交流し、新たなネットワークを築くことができるというメリットもあります。

一方で、参加費用が必要であることや会場までの移動時間を確保する必要があるなどのデメリットもあります。

マネジメント研修における注意点

自社のニーズや人材イメージにあった講師を選ぶ

外部講師が会社のニーズを把握できてない場合、受講者である社員にとって実践的なアドバイスや具体的な解決策が得られない可能性があります。

研修で学んだことをマネジメント実務で活かすためにも、講師選定の際には、講師の経験や専門性だけでなく、会社の文化や価値観にも配慮しましょう。

研修実施後のフォローができる体制・環境を整える

マネジメント研修は研修して終わりではありません。

マネジメント研修が終了した後も、受講者が学んだ内容を実践できるようにフォローすることが重要です。

とくにマネジメント未経験の若手管理職に対しては、定期的にベテランマネージャーとの個別フィードバックの時間を取るなどサポート体制を整える必要があります。

セミナーの内容が社内に蓄積されるようにする

セミナーや研修で得た知識やスキルが社内で活用されるようにするためにも、情報共有の仕組みを整えましょう。

例えば、セミナーで提供された説明資料や参加者によるレポートなどを社内に蓄積できれば、必要な時に必要な人が研修内容をチェックできます。

セミナーに参加していない社員でも知識が取り入れられるほか、自社で実施するマネジメント研修の内容としても取り入れられるでしょう。

マネジメントのスキルや知識・考えを組織全体に浸透させ、組織全体の成長につながる環境を整えましょう。

まとめ

今回は、マネジメント研修についてご紹介しました。

本メディアでは経営や採用に役立つ情報を発信しております。
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