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作成日:2025年07月22日  更新日:2025年07月22日

CMSのおすすめ比較10選【2025年最新】簡単にWebサイトを構築できるCMSを料金・導入

「Webサイトの管理に時間がかかりすぎる」

「サイト更新を外注していて費用がかさむ」

Webサイトの運用には悩みが尽きないものです。コンテンツの管理には多くの手間がかかりますし、外注するとなると高額な費用が発生します。

そんなお悩みをお持ちのあなたにおすすめのツールが、CMS(コンテンツ管理システム)です。

この記事では、CMSの機能やメリット、おすすめの製品を詳しく紹介します。

CMS(コンテンツ管理システム)とは?

CMS(コンテンツ管理システム)は、Webサイトを簡単に作成したり、運営したりできるようにするためのシステムです。

CMSを活用すれば、WordやExcelを操作しているような感覚で、直感的にWebサイトを編集できます。エンジニアの手を借りずにサイトを運営することも十分可能です。

専門知識がなくてもWebサイトを構築できるシステム

CMSの最大の特徴は、プログラミングの専門知識がなくてもWebサイトを構築・運用できる点です。

従来のWebサイト制作では、HTMLやCSSといったプログラミングの専門知識が必要でした。しかし、CMSを使えば直感的にWebサイトをデザインすることができます。WordやExcelなどを操作できる人であれば、簡単にWebサイトを制作できるでしょう。

実際に、営業部や広報部などの社員が、CMSを用いて日々の更新作業を行っている企業も少なくありません。

また、CMSではWebサイトのセキュリティの管理やマーケティングも簡単に行うことができます。例えば、マーケティング職の社員がCMS上で直接アクセスデータを分析するといった使い方が可能です。

CMSには3つの種類がある

CMSは、大きく3つのタイプに分類されます。

  • オープンソース型……ソースコードが公開されている製品
  • クラウド型……インターネット上でブラウザなどを介して利用する製品
  • パッケージ型……自社サーバーにインストールして利用する製品

これらにはそれぞれに一長一短があるため、自社の特徴や技術力に合わせて選択することが重要です。それぞれの特徴を、表形式で簡単にまとめました。

比較項目 オープンソース型 クラウド型 パッケージ型
初期費用 なし(0円) 低い(10万円程度) 高い(数百万円〜)
月額費用 3,000円〜 10,000円〜50,000円 30,000円〜
カスタマイズ性 中程度 低い 高い
技術的難易度 中程度 低い 高い
導入期間 数週間〜 数日〜数週間 数ヶ月〜
向いている企業 小〜中規模
コスト重視
小規模
スピード重視
中〜大規模
カスタマイズ性重視

すぐにサイトを運用したい場合や、中小企業でシンプルなサイトを運用したい場合は、オープンソース型クラウド型がおすすめです。ちなみに、最も有名なCMSの一つであるWordPressは、オープンソース型に分類されます。

大企業でWebサイトに複雑な要件がある場合や、自社の技術力に余裕がある場合には、パッケージ型も検討してみましょう。ベンダーによるサポートが充実している点も、パッケージ型のメリットです。ただし、初期費用と月額費用は高額になる傾向があります。

用途別で特化したCMSもある

CMSには、汎用性の高い製品と、用途別に特化した製品の2種類が存在します。

汎用型 WordPress、Movable Type、SITE PUBLIS、STUDIO、HearCore、FREE CODEなど
目的・業種特化型 EC-CUBE、Content Hub、ShareWith、はてなcmsなど

汎用型の場合は、企業のオフィシャルサイトや飲食店・ホテルの公式サイトなど、幅広いサイトを構築できる点が最大の魅力です。定番CMSの一つであるWordPressも、汎用型に分類されます。予約機能などの特別な要件がある場合には、外部のプラグインを用いて対応することが特徴です。

一方、特定の目的や業種に特化したCMSも存在します。例えばEC-CUBEはECサイトの構築に特化したCMSで、コンビニ払いや後払いなどのさまざまな支払手段に標準対応していることが特徴です。

Content Hubはマーケティングに特化したCMSで、データ分析や効果測定機能が充実しています。このほか、コーポレートサイト向けのShareWith、オウンドメディア向けのはてなcmsなども存在します。

特化型のツールを用いれば、プラグインなしでも思い通りのサイトを構築できるでしょう。ただし、コンテンツの自由度は何かと限られることが多いため、複雑な要件がある場合には注意が必要です。

CMSの機能とできること

CMSには、Webサイトの制作機能や公開機能が備わっています。基本的な編集はすべて感覚的に行えるため、プログラミングの知識はほとんど必要ありません。

また、CMS上でアクセス解析を行うことも可能です。会員ごとの利用履歴やプロフィールを管理できるものもあります。

Webサイトの制作・公開する機能

CMSの基本機能は、コンテンツの作成や公開機能です。

具体的には、以下の機能が利用できます。

コンテンツエディタ WordやExcelと同じような感覚でサイトを作成する
メディアライブラリ Webサイト上に掲載するファイルを一元管理する
公開スケジュール設定 イベントなどの情報を、特定の日時に自動公開する
バージョン管理 Webサイトの編集履歴を保存する

特に、実際の見た目をその場で確認しながらWebサイトを編集できるコンテンツエディタの機能は、最も使用頻度が高いです。こうした方式は「WYSIWYG(ウィジウィグ)」とも呼ばれ、CMSの主要な機能の一つとなっています。

Webサイト上でのユーザー行動を計測する機能

Webサイトの運営時には、ユーザー行動を分析してコンテンツの改善につなげることが重要です。多くのCMSには、次のような分析機能が実装されています。

  • アクセス解析
  • コンバージョンのトラッキング
  • ヒートマップ

アクセス解析では、ページビュー数やユーザー数、滞在時間などを記録することが可能です。公開しているページごとに、ユーザーがどの程度コンテンツに興味を持っているかを知ることができます。

コンバージョンのトラッキングやヒートマップなど、高度なアクセス解析機能を備えたCMSも少なくありません。これらを使うと、お問い合わせや購入に至ったユーザーがどの経路で流入したのか、ユーザーがページのどの位置で離脱したのかなどを詳しく把握できます。

ユーザーをサイトに登録・管理する機能

CMSを使うと、会員登録機能や会員管理機能のあるサイトを作ることができます。

細かな点は製品によって異なりますが、以下の機能を実装できることが多いです。

会員登録・認証システム ユーザー登録フォームやログイン認証画面
メールとの連携 定期的なメールマガジンの配信、ステップ配信
顧客情報の管理 顧客の属性(性別や年齢)や購入履歴などの管理

もし会員管理機能のあるWebサイトの開発を外注するとなると、100万円以上の費用が発生することも珍しくありません。

その点、CMSは高度な知識がなくても会員管理機能を作ることができるため、非常に便利です。CMSを用いたサイト構築を外注するケースはありますが、それでもスクラッチで開発する場合と比べると費用は割安になります。

CMSでサイトを構築するメリット

CMSを使用すれば、プログラミングの専門知識がなくても、高品質なWebサイトを簡単に構築できます。企業のブランディングを促進する機能も多いため、企業イメージの向上にも効果的です。

加えて、製品によってはユーザー管理機能やAPI連携、マーケティングなどにも対応できます。

HTMLやCSSに関する専門知識が少なくてもWebサイトを構築・運営できる

CMSの最大のメリットは、専門知識なしでも質の高いWebサイトを構築できる点です。

従来のサイト開発では、サイトの基本構造を記述するHTMLやデザインを指定するCSS、動きを指定するJavaScriptなど、さまざまな専門知識が必要でした。CMSを使うと、これらの知識がなくても直感的な操作でサイトを構築できます。

もし現時点でWebサイトの運営を外注しているのであれば、CMSを用いた内製に切り替えることで大きくコストを削減できるでしょう。また、簡単にコンテンツを更新できるというメリットもあります。新製品の情報やキャンペーンの情報も、外注先を経由せずに社内スタッフが直接流すことができます。

実際、CMSの1つであるBlueMonkeyを導入したNTT Risk Managert社では、CMSによって素早いニュース配信が可能になりました。PV数が以前の10倍まで増加し、問い合わせにつながるケースも増えているそうです。

機能・外観が整ったWebサイトになるのでブランディング向上にもつながる

CMSを活用することで、機能や外観が整ったWebサイトを簡単に構築できます。

例えばテーマカラーやロゴを設定すると、自動で見やすい位置に表示してくれます。レスポンシブにも標準で対応可能です。ボタンをはじめとしたUIのデザインも洗練されているので、ユーザーにとって使いやすいサイトを作ることができます。

加えて、CMSにはテンプレートが用意されていることも多いです。例えばWordPressでは、2025年時点で13,000個以上の無料テンプレートが利用できます。「まずは簡単に自社のWebサイトを作ってみたい」という場合には、こうしたテンプレートを活用することもおすすめです。

ユーザー管理機能を簡単に導入できる

CMSを利用すれば、ユーザー管理機能も簡単に実装できます。

一般的に、ユーザー管理機能を実装するためにはバックエンドの知識が必要です。しかし、サーバー側の開発には高額な費用が発生する傾向があります。自社実装する場合には、会員情報が流出するなどセキュリティ上の懸念も否めません。

CMSを活用すれば、開発コストを抑えながら安全性の高いユーザー管理システムを実現できます。会員限定コンテンツの配信や個別のメール配信など、会員ごとにパーソナライズしたマーケティングを行いたい場合には、CMSが非常に便利です。

なお、ユーザー管理機能はCMSによって差が出やすいポイントの一つです。例えば、以下の点は製品によって差があります。

  • ユーザー情報の項目をカスタマイズできるか
  • SNSのアカウント連携に対応しているか
  • プライバシー規制に準拠しているか

CMSを比較する際のポイントは後ほど詳しく解説しますが、ユーザー管理機能を重視したい場合には上記の点も頭の片隅に入れておいてください。

APIで外部ツールと連携できるCMSもある

一部のCMSは、APIを通じて外部サービスと連携することができます。

APIとは、異なるソフト間でデータをやり取りするための仕組みです。CMSを外部サービスとAPI連携させると、次のようなことが実現できます。

連携するサービス 活用例
CRM 問い合わせフォームの入力情報をCRMへ反映させる
マーケティングツール 流入経路や人気コンテンツを分析する
決済システム オンライン決済機能を実装する
生成AI(ChatGPTなど) 自動応答システムを構築する

最近ではChatGPTなどの生成AIを用いて、顧客からのお問い合わせに24時間対応するチャットボットを構築する企業が増えてきています。

計測・分析などマーケティングも一貫しておこなえる

マーケティングには、データの分析が必要不可欠です。多くのCMSには、アクセス解析やコンバージョントラッキングなど、マーケティング向けの機能が搭載されています。

これらの機能を活用すると、以下の情報を知ることができます。

  • どのページが最も閲覧されているか
  • どのコンテンツが問い合わせにつながっているか

マーケティング施策を立案する際に必要なデータが取れるようになるため、売上向上や新規顧客の獲得につながるでしょう。

また、コンテンツマーケティングを実施している場合には、SEO施策にもCMSを役立てることができます。特にWordPressでは、プラグインを用いると内部リンクの最適化やメタタグの自動生成といったSEO対策を自動化することができます。

CMSでサイト構築をする際の注意点・コスト

CMSにはさまざまなメリットがあります。しかし、導入時にはいくつかのデメリットや注意点が存在することも事実です。

まず、CMSで構築できるサイトの自由度は限られることが多いです。加えてCMS上でのセキュリティ対策も必要ですし、複雑な機能を実装したい場合には追加コストが発生することもあります。

CMSを導入する際には、デメリットもしっかりと把握しておくことが大切です。

CMSによっては最低限の機能しか実装されていない

製品にもよりますが、CMSは必要最低限の機能しか実装されていないことも珍しくありません。

例えば人気のCMSでも、次のような機能が不足することがあります。

CMS 不足しがちな機能
WordPress セキュリティ管理
大規模なデータの管理
Wix 動的サイトの構築
デザインSEO対策

WordPressはプラグインでさまざまなカスタマイズが可能ですが、高度なセキュリティ対策や大規模サイトの構築には対応しきれないことがあります。WixはWordPressよりもさらに自由度が限られる傾向にあり、デザインやSEO対策などで不便さを感じるかもしれません。

CMSでサイトを構築すると、「簡単なものはすぐに作れるが、複雑なものはそもそも作れない」というパターンが多くなりがちです。導入前にサイトの要件定義をしっかり行った上で、作りたいものがCMSで実現できるのかを慎重に判断することが大切です。

セキュリティ対策をきちんとする必要がある

CMSを利用したWebサイトは、サイバー攻撃の標的になりやすい傾向があります。もちろんCMSを用いたサイトだからといって一概に危険というわけではありませんが、特定のCMSを狙った攻撃が多いことは必ず理解しておきましょう。

安全に運用するためには、次のようなセキュリティ対策が必要です。

  • CMSのアップデートを忘れない
  • アクセス権限を適切に設定する
  • セキュリティ用のプラグインを導入する
  • データを定期的にバックアップする

なお、会員制のサイトを導入する場合は、特にセキュリティ面を意識しましょう。ユーザーのプロフィール情報などが外部へ流出してしまうと、損害賠償請求などへ発展する可能性もあります。

追加の機能を開発する際にコストがかかる

CMSの標準機能だけでは対応できない要件がある場合、カスタムの開発が必要になります。この追加開発を外注する場合には、まとまった費用が必要です。

追加開発の大まかな費用相場をまとめました。

カスタマイズ内容 費用(目安)
全体デザインの変更 15万円〜
トップページのデザイン変更 5万円〜10万円
下層ページのデザイン変更 1万円〜3万円
WordPressのテーマ追加 15万円〜
EC-CUBEのテーマ作成 20万円〜

なお、自社の業務フローに特化した複雑なカスタマイズが必要な場合には、上記の表以上の開発コストが発生する場合も少なくありません。大規模なWebサイトや、複雑な動作をするWebサイトを構築したい場合も同様です。

はじめから外部委託したほうが費用と工数の両面で有利なケースもあるため、追加開発は慎重に検討しましょう。

各社のCMSを比較する際のポイント

「人気のツールだから無難だろう」といった理由でCMSを選ぼうとしていませんか?

CMSを選ぶ際には、自社のニーズや予算、運用体制などを総合的に検討することが大切です。コストやセキュリティ、連携などをよく確認しておかなければ、後から「別の製品のほうが自社には適していたかも」という事態になりかねません。

汎用型のツールだけでなく、業種特化型のものも幅広く検討した上で、自社に最適なものを見つけてください。

導入コストが予算に合っているか

初期コストは、CMSの比較材料の一つです。

CMSを導入する際の初期コストには、以下が含まれます。

  • CMS自体の導入費用
  • サーバーの初期費用
  • 外注費用

このうちCMS自体の導入費用は、CMSがオープンソース型なのかクラウド型なのか、あるいはパッケージ型なのかによって大きく異なります。大まかな費用相場は以下の通りです。

CMSタイプ 初期費用
オープンソースCMS 0円
クラウド型CMS 10万円程度
パッケージ型CMS 200万円〜

なお、「無料のCMSならコストがかからない」と考えがちですが、実際にはサーバーの準備や初期設定、外注などの費用が発生します。例えばサーバーを新しく構築するのであれば、最低でも10万円程度の費用が必要です。CMSの導入を外注する場合にも、数十万円程度は見積もっておく必要があります。

月々の運用コストが予算に合っているか

導入コストだけでなく、運用コストも重要な比較ポイントです。

CMSの運用時には、以下のコストが発生します。

費用 金額の目安(月額)
サーバーの運用費 5,000円〜30,000円
ライセンス費 0円〜100,000円
メンテナンス費 10,000円〜50,000円
セキュリティ対策費 10,000円〜20,000円

CMSによって差が出る部分は、主にライセンス費メンテナンス費です。WordPressは月額0円でも利用することができますが、サブスクリプション型の有料テーマなどを利用すると年間で10,000円〜20,000円程度の費用が発生します。

なお、クラウド型のCMSはアクセス数やストレージ容量に応じて月額料金が変動するものが多いです。アクセスが増加した場合に採算が取れるかどうか、長期的な視点でコストを試算しておきましょう。

セキュリティレベルが高いかどうか

セキュリティレベルも、CMSを選ぶ際の比較ポイントの一つです。

各CMSのセキュリティを比較する際には、以下のチェックリストを活用してください。

  • 運営によるアップデートは継続的に行われているか
  • 細かな権限設定に対応しているか
  • ログの保存機能があるか
  • データのバックアップ機能があるか

特に重要な点は、運営によるメンテナンスの有無です。オープンソース型のCMSの場合、運営が放置されているケースも珍しくありません。そのようなCMSの中には、セキュリティ対策が追いついていないものも多いです。

なお、「WordPressやWixなどの大手CMSなら安心では」と考える方も多いですが、実際には人気のCMSだからといって必ずしも万全なわけではありません。特にプラグインや拡張機能は、公式とは関係のない個人が制作している場合もあります。これらを多く導入すると、セキュリティのリスクが高くなるため注意が必要です。

社内で利用している他ツールと連携性はあるか

CMSを比較する際には、既存システムとの相性も考慮しましょう。他のシステムと連携できるかどうかで、CRMの使い勝手は大きく変わります。

CRMと連携することが多いツールは、主に以下の4つです。

  1. CRM(顧客管理ツール)
  2. マーケティングツール
  3. データ分析ツール
  4. EC・決済システム

顧客単価の高いtoBのビジネスでは、CRMやマーケティングツールとの連携が特に重要です。反対にtoCでは、EC・決済システムとの連携を重視して、気軽に利用できるサイト作りに力を入れるとよいでしょう。

Webサイトの更新・運用が簡単かどうか

CMSの本来の目的は、プログラミングの知識がない社員でもWebサイトを簡単に更新・運用できるようにすることです。CMSを比べる際には、操作性もよく確かめましょう。

多くの製品は、無料トライアル期間やデモアカウントを用意しています。

可能であれば、導入前にデモ環境で実際に操作してみたり、運用担当者に試用してもらったりすることがおすすめです。

なお、管理画面が複雑すぎると、結局はIT部門や外部業者に依頼することになります。自社の更新頻度や更新内容、運用担当者のITリテラシーなどを考慮しながら、担当者にとって使いやすいCMSを選択することがポイントです。

おすすめのCMSランキング10選

WordPress

引用:WordPress公式サイト

運営会社 Automattic Inc.
料金形態 月額定額制
料金(中小企業向け) パーソナル:400円
プレミアム:800円
ビジネス:2,500円
コマース:4,500円
※価格はすべて税抜
料金(大企業向け) 要問い合わせ

WordPressは、オープンソースかつGPLライセンスで提供されており、誰でも無料で利用・改変できるCMSです。

世界中の開発者による豊富なパートナーエコシステムが構築されており、ニーズに応じた拡張が可能です。

直感的なドラッグ&ドロップ操作により、専門知識がなくても簡単にWebサイトを作成できます。さらに、何千種類ものプラグインを活用することで、デザインや機能を自由にカスタマイズできます。

個人のブログから企業のコーポレートサイト、大規模なECサイトまで、あらゆる規模のユーザーに対応できる柔軟性も大きな魅力です。

【WordPressの特徴】

  • 誰でも無料で利用できる
  • IT知識がなくてもプラグインを活用して簡単にサイトが作れる
  • 個人〜大企業まで利用可能

Connecty CMS on Demand

引用:Connecty CMS on Demand公式サイト

運営会社 株式会社コネクティ
料金形態 月額定額制
料金(中小企業向け) Light:6万円
Standard:18万円
Premium:37万円
※価格はすべて税抜
料金(大企業向け) Enterprise:要問い合わせ

Connecty CMS on Demandは、大企業や製造業向けに開発された、純国産のクラウド型CMSです。

複数のWebサイトをまとめて管理でき、多言語対応や共同編集にも対応しています。ガバナンスやセキュリティを重視する企業にとっても安心の設計です。

また、操作はドラッグ&ドロップで直感的に行えるため、専門知識がなくてもコンテンツの作成や編集をスムーズに進められます。

【Connecty CMS on Demandの特徴】

  • 多言語サイト構築が可能
  • 大企業や製造業向けのCMS
  • 豊富なプラン

FREECODE

引用:FREECODE公式サイト

運営会社 株式会社アドテクニカ
料金形態 月額定額制
料金(中小企業向け) 初期費用85,000円+13,500円/月〜
料金(大企業向け) 要問い合わせ

FREECODEは、500社以上の導入実績を誇る国産クラウドCMSです。

SEOに強い設計が特徴で、エディタ画面ではブロックを直感的に操作できるため、専門知識がなくても扱いやすくなっています。

導入後も、無償のアップデートや研修サポートが用意されており、安心して運用を続けられます。

さらに、PマークおよびISMSを取得した堅牢なサーバ環境により、高い情報セキュリティを確保している点も特徴のひとつです。

【FREECODEの特徴】

  • クラウドSaaS型でサーバ不要
  • 標準機能でSEO対策が可能
  • 無償での継続アップデート&サポート

Movable Type

引用:Movable Type公式サイト

運営会社 シックス・アパート株式会社
料金形態 月額定額制
料金(中小企業向け) 5,500円(税込)/月〜
料金(大企業向け) 要問い合わせ

Movable Typeは、国内で5万サイト以上に導入されている国産CMSであり、大企業や自治体など幅広い組織での導入実績があります。

静的HTML生成方式を採用しているため、アクセスが集中する状況でも安定したページ表示が可能です。

また、コンテンツタイプやフィールド設計により、情報の構造化や再利用がしやすい点も特徴です。

SEO対策にも優れており、企業ブログから公式サイトまで多様な用途に対応できます。

【Movable Typeの特徴】

  • ドラッグ&ドロップ型エディタ
  • デバイスや出力形式を問わずに使用可能
  • 豊富なサポートとコミュニティ

SITEMANAGE

引用:SITEMANAGE公式サイト

運営会社 株式会社シフト
料金形態 買い切りモデル
料金(中小企業向け) 50万円
料金(大企業向け) 要問い合わせ

SITEMANAGEは、100種類以上のプラグインを標準搭載しており、必要な機能を柔軟に追加できるCMSです。

不足している機能については、独自開発によって対応することも可能です。たとえば、初期は製品紹介ページのみを公開し、運用状況に応じてEC機能を追加するなど、段階的な拡張がしやすいのも特徴です。

また、CRMや決済システム、メール配信ツール、全文検索エンジンなど、外部サービスとの豊富な連携実績があります。

【SITEMANAGEの特徴】

  • 高レベルなカスタマイズ性
  • 導入実績600社以上
  • 標準機能が豊富に搭載

STUDIO

引用:STUDIO公式サイト

運営会社 Studio株式会社
料金形態 月額定額制
料金(中小企業向け) Mini:1,290円
Personal:1,720円
Business:5,460円
Business Plus:12,900円
※価格はすべて税込
料金(大企業向け) Enterprise:要問い合わせ

STUDIOは、デザイン性と使いやすさを兼ね備えたノーコードのWeb制作プラットフォームです。

7,600種類以上のフォントや多彩なデザインエディタが用意されており、自由度の高いクリエイティブな表現が可能です。

あらかじめ用意された豊富なテンプレートを活用しながら、直感的な操作で自由にカスタマイズできるため、誰でもスムーズにサイトを構築できます。

また、WordPressからの移行も1クリックで対応できるため、既存サイトの乗り換えもスピーディに行えます。

【STUDIOの特徴】

  • デザインの自由度が非常に高い
  • ブラウザだけで完結するノーコード設計
  • 15万サイト以上への導入実績

SITE PUBLIS

引用:SITE PUBLIS公式サイト

運営会社 株式会社サイト・パブリス
料金形態 月額定額制
料金(中小企業向け) Connect Standard:初期費用20万円+月額10万円
Connect Advanced:初期費用60万円+月額15万円
SITE PUBLIS 4 Standard:初期費用100万円+年間保守20万円
SITE PUBLIS 4 Advanced:初期費用300万円+年間保守70万円
※価格はすべて税抜
料金(大企業向け) SITE PUBLIS 4 Enterprise:初期費用600万円+年間保守120万円
※価格はすべて税抜

SITE PUBLISは、導入実績650社以上を誇る国産の商用CMSです。

HTMLやタグの知識がなくても、「見たまま」の操作で直感的にコンテンツを編集できるのが特徴です。

既存サイトからの移行もスムーズに行えるほか、Webサイトだけでなく、スマホアプリやデジタルサイネージなど多様なデバイスへのコンテンツ配信にも対応しています。

さらに、CRM・SFA・MA・決済システムなど外部サービスとの連携実績も豊富で、企業のデジタル施策を幅広く支援します。

【SITE PUBLISの特徴】

  • 650社以上の導入実績
  • イメージ通りに見たまま編集可能
  • 開発もサポートもすべて国内なので安心

ShareWith

引用:ShareWith公式サイト

運営会社 野村インベスター・リレーションズ株式会社
料金形態 月額定額制
料金(中小企業向け) コンパクト:初期費用75万円〜+月額12万円〜
スタンダード:初期費用100万円〜+月額14万8千円〜
料金(大企業向け) レジリエンス:初期費用280万円〜+月額月額24万8千円〜

ShareWithは、上場企業を中心に250社以上に導入されており、クラウド型企業サイトとして国内No.1の実績を誇ります。

自動復旧機能や無償バージョンアップを含む多重防御体制を標準で備えており、セキュリティと安定性を両立しています。

また、さまざまなクラウドサービスとスムーズに連携できる柔軟性も魅力です。

さらに、グループ会社やブランドごとの複数サイトを、一つの管理画面でまとめて運用できる機能も提供されています。

【ShareWithの特徴】

  • 見たままで編集が可能
  • 共有プラットフォームで誰でも編集可能
  • MAやCRM、分析ツールとの連携が可能

writeWired CMS Platform

引用:writeWired CMS Platform公式サイト

運営会社 STSD株式会社
料金形態
料金(中小企業向け)
料金(大企業向け) 要問い合わせ

writeWired CMS Platformは、純国産のCMSで、中〜大規模企業サイトに最適化された設計が特徴です。

会員制サイトやBtoB企業での導入実績も豊富で、企業の多様なニーズに対応しています。

アクセス解析、行動履歴の取得、メール配信、フォーム作成、会員管理、マーケティングオートメーション(MA)など、マーケティング機能が標準で搭載されています。

また、ChatGPTとの連携機能もあり、コンテンツ作成支援としてAIによる原稿生成が可能です。

【writeWired CMS Platformの特徴】

  • ChatGPTとの連携機能
  • 大規模サイト向け
  • コンテンツタイプやフィールド構造を自由に設計

ferret One

引用:ferret One公式サイト

運営会社 株式会社ベーシック
料金形態 要問い合わせ
料金(中小企業向け) 要問い合わせ
料金(大企業向け) 要問い合わせ

ferret Oneは、Web制作・LP作成・メール配信・アクセス解析・CRM・MAまでを1つの画面で完結できるBtoB特化型のオールインワンCMS/マーケティングツールです。

戦略設計やSEO対策、LPの最適化といった領域においても、専任担当者による丁寧な伴走支援を提供しています。

これまでに2,000社以上のBtoB企業への導入実績があり、ノウハウと支援体制の両面で高い評価を得ています。

【ferret Oneの特徴】

  • BtoBに特化したCMSツール
  • 2,000社以上のBtoB企業への導入実績
  • コンサルティングや記事作成代行まで依頼可能

CMSの導入検討時によくある質問

CMSは、企業のWebサイトに大きな影響を与える存在です。導入前に、CMSに関する疑問点を解消しておきたい企業担当者の方も多いのではないでしょうか。

ここでは、CMSの導入検討時によくある質問と回答をまとめました。CMSを選ぶ際には、ぜひ参考にしてください。

多くの企業が導入しているCMSはなんですか?

世界・日本ともに、WordPressが圧倒的なシェアを誇っています。

実は、世界の40%以上のWebサイトがWordPressで構築されていると言われています。業種や業界を問わず幅広く活用されており、W3Techs社の調査によるとCMS内での世界シェアは65.1%です。

なお、日本におけるCMSの市場シェアは以下のようになっています。

順位 製品名 シェア
第1位 WordPress 83.7%
第2位 Adobe Systems 2.7%
第3位 EC-Cube 2.2%

国内でもWordPressが圧倒的なシェアを誇りますが、大規模サイトに向いているAdobe Systems、ECサイトに特化したEC-Cubeなども一部で使われています。

国産のCMSにはどのようなものがありますか?

代表的な国産CMSには、以下があります。

製品 主な特徴 おすすめの企業
a-blog cms カスタマイズ性が高い 中小企業全般
MovableType セキュリティが高い
国内大学87校中の81%で利用
大企業・官公庁
EC-CUBE ECサイト向けの機能が充実 小売業、製造業
Kuroco 従量課金制で導入しやすい 個人事業主〜中小企業
NOREN 100ページ超の大規模サイトに対応
800以上の法人で利用実績あり
大企業

国産CMSのメリットは、日本語でのサポートが充実している点や、日本の法改正へ迅速に対応できる点です。海外製のCMSと比べると品質が安定しており、トラブルが少ない傾向もあります。

ただし、海外製品と比べると選択肢は多くありません。 高いセキュリティが必要な場合や日本語のサポートが欲しい場合は国産CMS、コスト重視の場合は海外製CMSといったように、要件ごとに判断してみてください。

WordPressは無料で利用できますか?

WordPress自体は無料で利用できますが、実際の運用にはいくつかのコストが発生します。

WordPressの運用に必要な主なコストは、以下の通りです。

コスト項目 概算費用(年間) 備考
レンタルサーバー 10,000円〜 規模によって変動
ドメイン料金 1,000円〜 ドメインの種類により異なる
有料テーマ 10,000円〜20,000円 買い切り型(10,000円〜30,000円程度)とサブスク型の2つが存在
有料プラグイン 0円〜50,000円 必要機能により変動

上記をすべて合算すると、年間で最低でも20,000円以上の費用は必要です。これに加え、サーバーを独自に構築する場合や、セキュリティ対策などを外注する場合には、さらに追加で費用がかかります。

ヘッドレスCMSとはどのようなものですか?

ヘッドレスCMSとは、コンテンツの管理機能(バックエンド)のみを提供するCMSのことです。

Webサイトを表示するためには、以下の2つの機能が必要です。

  • コンテンツの管理機能(バックエンド)
  • コンテンツの表示機能(フロントエンド)

「ヘッドレスCMS」には、「ヘッド(フロントエンド、表示機能)のないCMS」という意味があります。ヘッドレスCMSはAPIを通じて外部システムと連携し、その外部ツール上でコンテンツを表示することが特徴です。ヘッドレスCMSそのものには、コンテンツの表示機能はありません。

ヘッドレスCMSを用いるメリットとしては、以下が挙げられます。

  • 表示速度が速くなる
  • 通常のCMSよりも拡張性が高い
  • バックエンドとフロントエンドを別々に管理・開発できる
  • アプリやWebサイトなど、さまざまな画面で情報を表示できる

例えばニューヨークの地下鉄(MTA)では、ヘッドレスCMSを用いて情報を管理しているそうです。国内でも、大手企業やメディアといった多角的な情報発信が必要な要件では、ヘッドレスCMSが採用されることがあります。

ただし、ヘッドレスCMSを用いたWebサイトの構築には、通常のCMSより高度な知識が必要です。バックエンドへ精通したエンジニアが確保できないと、導入は難しいかもしれません。

CMS比較まとめ

CMSは、Webサイトの管理を飛躍的に効率化するシステムです。

この記事で解説したように、CMSのメリットは計り知れません。単にWebサイトの管理が楽になるだけでなく、マーケティング担当者が直接アクセスデータを分析できるようになる、会員情報の管理ができるようになるといったメリットもあります。

CMSは、一度導入すると変更が難しいです。選定する際は、自社の予算やニーズ、作りたいWebサイトの特徴などから多角的に判断しましょう。その際には、ぜひこの記事で解説した比較ポイントを意識してみてください。

この記事が、皆様のCMS選びのお役に立てば幸いです。

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