お役立ちガイド
i-webやキャリタス、ハーモス採用にジョブカン採用管理。
採用管理システムは企業の採用活動を大幅に効率化してくれるツールですが、選択肢が非常に豊富です。どの製品が自社に最適なのかわからない人事担当者の方も多いでしょう。
この記事では、採用管理システムの基本的な機能から選定ポイント、導入メリットとデメリットまでを詳しく解説します。おすすめの製品10選も紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
採用管理システムとは?
企業の採用活動全般を効率化する採用管理システム。応募者情報の管理から面接の日程調整、評価集計まで、一貫して支援してくれる点が特徴です。英語では「Applicant Tracking System」となり、これを略して「ATS」と呼ばれることもあります。
新卒採用向けの製品や中途採用に強い製品など、製品それぞれに特徴があります。
採用活動に関する業務を自動化するシステム
採用管理システムとは、採用活動に関連する業務をトータルで自動化するシステムのこと。履歴書の受付や応募者への連絡、面接日程の調整など、採用活動に必要な作業をシステムが自動で管理します。
また、採用活動では複数の求人媒体やエージェント上で同時に求人を募集することが一般的です。従来は、これらの媒体やエージェントごとに集まった応募者の情報をExcelやスプレッドシート上へ転記して管理する必要がありました。
採用管理システムを使うと、求人媒体やエージェント上に集まった求人を一括管理することも可能。わざわざデータを転記する手間がかかりません。応募者情報はオンライン上で一元管理できるため、採用チーム内での情報共有もスムーズです。
日程調整から採用まで一貫して支援してくれる
採用管理システムは、採用に関わる次の業務をサポートします。
- 応募受付
- 書類選考
- 面接調整・実施
- 内定
- 入社手続き
例えば面接日程の調整では、候補者と面接官のスケジュールを自動でマッチングし、最適な日時を表示することができます。「新卒採用の内定者に一括でメール配信する」といったように、内定後のフォローや入社手続きもシステム上で完結させることも可能です。
応募者数が多く採用担当者が業務に追われている場合には、ぜひ採用管理システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
新卒採用だけでなく中途採用時にも使える
新卒・中途を問わず、あらゆる採用形態に対応している点も採用管理システムの特徴。新卒採用では膨大な応募者情報を一括管理する機能が、中途採用では過去の経験やスキルをマッチングする機能が重宝します。
例えば、i-webやキャリタスContactは、新卒採用に強い人気ツール。ハーモス採用やJobSuite CAREERなどは、中途採用向けで広く使われています。ジョブカン採用管理やタレントパレット、採用一括かんりくんなどは、新卒・中途の両方に使えるツールです。
採用管理システムの機能とできること
採用管理システムには、多様な機能が搭載されています。
例えば、外部の求人媒体と連携して情報を取り込んだり、システム上で面接日程を自動調整したりすることが可能です。面接評価の送信や採用状況の整理なども、システム上で完結させることができます。
求人媒体・採用媒体との連携機能
採用管理システムの基本機能として、各種求人サイトや採用媒体との連携があります。
採用活動では複数の求人媒体から人材を募集することが一般的です。しかし、Excelやスプレッドシートを用いて応募者情報を管理していると、これらの媒体から集まった情報をわざわざ転記しなければいけません。
しかし採用管理システムを使うと、求人サイトや採用媒体と情報を自動で共有できます。応募者情報を一箇所に集約できるため採用担当者の手間が減りますし、転記ミスも起こりません。
リクナビやマイナビといった大手就職サイトはもちろん、Indeedなどの海外サイトや業界特化型の採用媒体と連携している製品も多いです。
面接日程の調整機能
面接日程の調整は、採用管理システムの中でも特に重宝する機能の一つ。候補者と面接官の予定を自動で突き合わせ、最適な面接日程を提案します。
採用管理システム上で面接日程を調整する場合、まずは面接官が候補日となる日程をシステム上に登録し、候補者に日程調整の依頼メールを送信します。候補者は、面接官が選択した候補日の中から希望する日時をシステム上で選択し、決定した日程を自動的に両者のカレンダーに反映するという仕組みです。
中には、以下の機能を搭載した製品も。
- 候補者に対するリマインドメールの自動送信
- 面接官への依頼メール送信
- 変更やキャンセルの自動対応
- 複数の面接枠の設定
特に新卒採用では一度に多くの候補者をさばく必要があるため、上記のような機能が非常に便利です。
面接評価の自動送信機能
面接評価の送信機能も、採用管理システムの主な機能の一つ。システム上で作成された評価フォームに必要な情報を入力するだけで、面接の評価結果が自動的に集計されます。
集計された評価結果は、システム上で一覧表示することが可能です。採用担当者は各候補者の評価状況を一覧表示しながら確認できるため、公平に各候補者の合否を判断することができます。面接官への評価依頼もシステムが自動で処理するため、評価漏れの防止も期待できるでしょう。
採用状況の確認・進捗管理機能
採用の進行状況をリアルタイムで把握できる機能。
例えば、各候補者に対して「面接前」「評価待ち」「面接通過」といったステータスを付与することができます。ステータスごとに候補者を絞り込んで表示できるため、例えば「評価待ちの社員にフォローアップメールを送る」「二次面接まで進んだ候補者に対して追加面接を用意する」といったように活用できるでしょう。
また、選考ステージごとの候補者数や通過率などをダッシュボードで確認できる製品も。採用活動がどの程度進んでいるのかを採用チーム全体でリアルタイムに共有できますし、各ステージの倍率が想定の範囲内かどうかを簡単に把握できます。
採用活動に関する分析機能
採用管理システムの中には、採用戦略の策定をサポートする機能を搭載したものあります。こうしたツールでは、次のような分析が可能です。
- 媒体ごとの応募数・採用率の比較
- 応募者属性(年齢、学歴、職歴等)の分析
- 選考フローごとの通過率の測定
これらの分析結果を使えば、次回以降の採用活動をブラッシュアップできます。例えば「特定の媒体からの応募者の質が高い」ということが判明すれば、その媒体への投資を増やしたり、別の媒体からの募集を絞ったりといった判断ができるようになります。
母集団形成機能
一部の採用管理システムには、母集団形成をサポートする機能もあります。
母集団形成とは、簡単に言うと自社に応募する求職者を募ることです。就活生にとって「売り手市場」が続いている昨今、質の高い母集団を形成することは採用活動のパフォーマンスに直結します。
各製品では、次のような方法で母集団形成をサポート。
- グループ企業内での登録者情報の共有
- 求人情報の作成支援
- 各種SNSとの連携
- 採用サイトの構築支援
特に、複数のグループ企業で登録者情報を共有し、グループ全体の母集団形成を促進するケースが多いです。例えばi-webでは、グループ合同のイベントへ応募者を招待し、母集団形成に役立てた事例があります。
中途採用・新卒採用どちらにおいても役立てることのできる機能です。
採用管理システムを導入するメリット
採用管理システムを導入すると、次のようにさまざまなメリットが期待できます。
- 採用業務の工数を減らすことができる
- ヒューマンエラーを防止できる
- 採用戦略の策定につながる
- 応募者の個人情報を適切に管理できる
人事部の社員はもちろん、面接官や企業全体にとっても多くのメリットがあるでしょう。
採用にかかる工数を減らすことで業務効率化につながる
採用管理システムを導入する最大のメリットは、採用業務の効率化。
例えば採用面接のスケジュール調整を手動で行うと、途方もない手間がかかります。応募者が増えてくるとメールの個別送信も大変ですし、日程変更やキャンセルの対応にも追われがち。複数の媒体からエクセル上へデータを集約することにも一苦労です。
採用管理システムを利用すると、こうした時間を大幅に削減できます。これまで手作業で行っていた応募者データの転記、進捗ステータスの管理、面接日程の調整などが自動化されるため、採用担当者の作業効率が飛躍的に向上するでしょう。
多くの応募者をシステムで管理することで抜け漏れをなくす
採用活動を人の手で行うと、どうしてもデータの入力ミスや連絡漏れが発生します。特に大量の応募者をさばく新卒採用では、こうしたミスに悩まされる担当者の方も多いのではないでしょうか。
採用管理システムでは、採用者の情報をシステムが一括管理するため、こうした人的ミスを大幅に削減できます。製品によっては、面接官へリマインドメールを送信したり、具体的なタスクを整理してくれるものも。例えばジョブカン採用管理では、ダッシュボード上で「次にやること」「現在の採用状況」などを詳しく把握することで、業務の抜け漏れを防止することが可能です。
採用管理システムからそのまま社内の労務システムに繋げることができる
同じ会社の製品同士であれば、採用管理システム上のデータをそのまま社内の労務管理システムへ取り込める場合も多いです。この機能を使えば、わざわざデータを二重に入力する手間がかかりません。
例えばジョブカン採用管理は、同社の勤怠管理システムである「ジョブカン労務HR」と連携することが可能です。内定承諾済みの候補者について、生年月日や性別、住所、メールアドレスや履歴書などを自動でジョブカン労務HR上へ取り込むことができます。
新卒の大量採用を行う企業や、頻繁に採用活動を行う企業では、労務管理と連携できる採用管理システムがおすすめです。
採用媒体ごとの採用率を分析でき、不要な媒体を解約できる
採用管理システムによって、採用媒体ごとの費用対効果を正確に測定できるというメリットも。
これまで、採用媒体ごとの効果を経験や勘に基づいて判断していた企業も多いのではないでしょうか。確かに経験でもある程度の効果測定はできますが、「この媒体からの応募者は二次面接の通過率が低いな」「この媒体の応募者は年々通過率が下がっているな」といった詳細な傾向までは分析しづらいです。
採用管理システムを利用すると、媒体ごとの応募数や選考通過率、最終採用率などを比較することで、効果の低い媒体を見つけることができます。長期的に運用していれば、媒体ごとのトレンドも把握できるでしょう。
客観的なデータに基づいた媒体選定ができるようになるため、上長や役員の理解も得やすいです。
応募者の個人情報などをシステム上で厳重に管理できる
応募者の個人情報を適切に管理できるというメリットも見逃せません。
応募者の個人情報は、極めて秘匿性の高い情報の一つです。個人情報流出などのトラブルが発生した場合、損害賠償請求に発展することも考えられます。個人のパソコンや紙面上で応募者の個人情報を管理することには、どうしても不安が残るものです。
採用管理システムは、アクセス権限の設定やデータの暗号化をはじめとした高度なセキュリティ対策が充実しています。ISOなどの国際認証を取得しているツールも多いため、個人情報の安全な管理が可能です。
履歴書などを紙面上へ印刷する必要もなくなるため、シュレッダー廃棄やスタンプ処理などの手間も省けます。
採用におけるミスマッチを減らせる
ミスマッチを防げる点も、採用管理システムを利用する大きなメリットの一つです。応募者の傾向を可視化することで、より理想に近い人材を探しやすくなります。
例えばタレントパレットでは、応募者のスキルや性格をグラフで表示することが可能です。既に自社で活躍している社員に対しても、同様のグラフを表示できます。両者を比較することで、「既に自社で活躍している人材に近い社員を採用する」といった活用ができるのです。
また、ミスマッチを減らすことのできるもう一つの理由が、PR活動の強化。例えば採用管理システムを用いて求職者向けページを作成すれば、自社の訴求したいコンテンツを自由に掲載できます。社員インタビューや紹介動画などをPRすることで、自社により共感する人材が集まりやすくなるでしょう。
採用管理システムを導入する際の注意点・コスト
採用管理システムには、教育コストやランニングコストがかかったり、他システムへの移行が難しくなるなどの注意点も。「思ったほど効果が得られない」とならないためには、導入を検討する前にこうした注意点を把握しておくことが大切です。
採用フローを大きく変えるので社員の教育コストがかかる
採用管理システムを導入するためには、現在の採用プロセスを大きく変更する必要があります。
例えば現在紙の履歴書を回し読みしている場合には、オンライン上での評価に切り替えなければいけません。部署ごとに採用フローが異なる場合には、各部署との折衝も必要です。面接官には、新しいシステムの使い方を習得してもらう必要があるでしょう。
社内の混乱を防ぐためには、下記の対策が有効です。
- 余裕を持ったスケジュール設定
- 研修の実施やマニュアルの作成
- ヘルプデスクの設置
初めてシステム上で採用活動を行う場合は、余裕をもったスケジュール設定が大切です。例年よりも採用活動全体を前倒ししてスタートするといった対策も考えられます。このほか、研修やマニュアル、ヘルプデスクなどによるサポートも大切です。
いずれにしても、ツール導入に伴う対応や教育に多大な人的コストがかかる点を意識しておきましょう。
システムの導入費用や月額費用がかさむ
採用管理システムには、初期費用と月額費用がかかります。各製品によってこれらの値段は大きく異なりますが、大規模導入の場合は予想以上のコストがかかる場合もあるため注意が必要です。
参考までに、人気の採用管理システムの利用料は次のようになっています。
製品 | 初期費用 | 月額費用 |
---|---|---|
ジョブカン採用管理 | 0円 | 8,500円〜 |
採用一括かんりくん | 要問い合わせ | 20,000円〜 |
sonar ATS | 0円 | 22,000円〜 |
採用管理システムはクラウド型が主流のため初期費用は無料のケースも多いですが、月額費用は最低でも10,000円程度を見込んでおきたいところです。
これらの費用は、採用規模や必要な機能によって大きく変動します。多めに相見積もりを取るなど、複数社を入念に比較することがおすすめです。
一度採用管理システムを導入すると他のシステムへの移行が難しい
採用管理システムは、一度導入したシステムから別のシステムへの移行が容易ではありません。
採用管理システムには、応募者のさまざまな情報が保存されています。スキルの評価や面接の記録などのフォーマットは、製品によってまちまちです。また、採用活動中にシステムを切り替えることはできないため、移行のタイミングが難しいという課題もあります。
対策としては、導入前に十分な検討を行うことが何よりも重要。現状の採用フローの洗い出しや要件定義などを丁寧に行い、複数社の製品を必ず比較しましょう。無料トライアル期間の活用も必須です。
採用管理システムを比較する際のポイント
採用管理システムを選定する際は、自社のニーズに合った製品を選ぶことが重要。比較する際に重視すべきポイントは、次の4つです。
- 採用規模がマッチしているか
- 現在利用している採用媒体と連携できるか
- 採用したい層にアプローチできるか
- サポートが充実しているか
ベンダー側の担当者に相談する際も、これらの点を意識するとスムーズです。
自社の採用規模に合ったシステムかどうか
真っ先に比較しておきたい点が、システムの想定している規模感。採用人数が10名程度の場合にはシンプルで低価格なシステムが向いていますが、大量採用を行う大企業では高機能でカスタマイズ性の高いものが適しています。
企業規模ごとに、おすすめの製品は次の通りです。
製品 | 小規模企業 | 中規模企業 | 大企業 |
---|---|---|---|
RPM | ◎ | ◯ | ー |
採用一括かんりくん | ー | ◎ | ◯ |
SmartHR | ◯ | ◯ | ◎ |
ハーモス採用 | ◯ | ◯ | ◎ |
sonar ATS | ー | ◯ | ◎ |
ジョブカン採用管理 | ー | ◯ | ◎ |
タレントパレット | ー | ー | ◎ |
エクセルから採用管理システムへの移行を検討すべきタイミングは、年間の採用人数がおよそ5名〜10名前後。この規模感での採用活動を行う場合は、RPMやハーモス採用などがおすすめです。大企業の場合には、ジョブカン採用管理やタレントパレットが向いています。SmartHRは、中小企業から大企業まで幅広い導入実績がある人気ツールです。
自社で利用している採用媒体との連携ができるか
採用管理システムを比較する際は、現在利用している採用媒体と連携できるかどうかも確認しましょう。
各ツールは、公式サイト上で連携できる媒体サイトを公開しています。リクナビやマイナビなどの大手サイトはほとんどの製品が対応していますが、noteやIndeed、LinkedIn、Wantedlyなどは対応状況が分かれがちです。多くの媒体に求人を出している場合は、できる限りそれらとの連携に対応している製品を選ぶことをおすすめします。
連携方法も、API連携やデータ連携、手動でのインポートなど、ツールによってさまざまです。利用頻度が高い媒体に関しては、リアルタイムでのデータ連携が可能かどうかもチェックしてみてください。
採用したい層にアプローチできるかどうか
採用管理システムを選ぶ際に気にすべきポイントの一つが、採用したい層との相性。
例えば新卒採用の場合は、イベントの案内や内定者へのフォローを一括で送信できるシステムが便利です。中途採用であれば、応募者ごとの経験やスキルを詳しく管理できるシステムが向いています。
人気ツールにおける採用形態別の向き不向きは、以下の通りです。
製品 | 新卒採用 | 中途採用 | 派遣採用 |
---|---|---|---|
RPM | ー | △ | ◎ |
採用一括かんりくん | ◎ | ◯ | ー |
SmartHR | ◎ | ◯ | ー |
ハーモス採用 | ー | ◎ | ー |
sonar ATS | ◯ | ◯ | ー |
ジョブカン採用管理 | ◎ | ◯ | ー |
タレントパレット | ◎ | ◎ | ー |
なお、新卒採用がメインの場合は学生とのやり取りも多いため、LINEと連携できるシステムが重宝します。例えば採用一括かんりくんやハーモス採用、ジョブカン採用管理などの大手システムは、いずれもLINEでの連絡が可能です。
導入時や運用時のサポート体制がしっかりしているかどうか
採用管理システムを比較する際は、導入時や運用中のサポート体制もチェックしておきたいところです。
例えば導入時のサポートがあるシステムを選べば、初期設定やデータ移行を支援してもらえます。ベンダーによっては、操作に慣れるための研修を実施してくれる場合も。例えばsonar ATSでは、システムの操作方法を解説するオンライン講座を用意しています。
また、サポート手段と対応時間も要チェック。チャット上でのサポートで十分なケースもありますが、電話や訪問でのサポートがあるシステムを選べばより安心です。もちろん、サポート対応時の料金も忘れずに確認しておきましょう。
採用管理システム 比較10選
ハーモス採用
引用:ハーモス採用公式サイト
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
---|---|
料金形態 | 要問い合わせ |
料金(中小企業向け) | 要問い合わせ |
料金(大企業向け) | 要問い合わせ |
ハーモス採用では、応募数や選考の進捗状況、採用単価といった重要なKPIをグラフでわかりやすく可視化できるため、採用活動のボトルネックや効果的な施策が一目で把握できます。
また、一度辞退した候補者や過去に接点のあった人材を「タレントプール」としてリスト化し、再アプローチすることで人材の再活用も可能です。
さらに、GoogleカレンダーやZoomとの連携により、面接の日程調整やオンライン面接の実施もスムーズに行えるのが特徴です。
【ハーモス採用の特徴】
- 採用ページ作成支援、SNS連携なども対応
- 面接官レポート・申し送りの共有が可能
- 社内チャットツールとの連携可能
ジョブカン採用管理
運営会社 | 株式会社Donuts |
---|---|
料金形態 | 月額定額制 |
料金(中小企業向け) | 無料プラン:0円 LITEプラン:8,500円〜/月 STANDARDプラン:30,000円〜/月 |
料金(大企業向け) | 要問い合わせ |
ジョブカン採用管理では、LINE公式アカウントと連携することで、候補者とのメッセージ送信や面接日程の調整をスムーズに行えます。求職者とのやり取りをLINE上で完結できるため、返信率の向上やスピーディな選考対応が可能です。
また、作成した求人情報はIndeedやGoogleしごと検索にも自動で掲載されるため、無料での母集団形成が可能です。
サポート体制も充実しており、チャット・電話・メールによる対応がすべて無料で提供されています。そのため、初めて採用管理システムを導入する企業でも安心して活用できます。
【ジョブカン採用管理の特徴】
- スマートかつ直感的なUI設計
- シリーズ累計25万社以上の導入実績
- LINEとの連携が可能
Wantedly Hire
運営会社 | ウォンテッドリー株式会社 |
---|---|
料金形態 | 要問い合わせ |
料金(中小企業向け) | 要問い合わせ |
料金(大企業向け) | 要問い合わせ |
Wantedlyは、ビジネスSNS「Wantedly Visit」の運営で培ったノウハウをもとに、2024年10月に次世代型採用管理システム「Wantedly Hire」をリリースしました。
Wantedly Hireでは、面接官のスケジュールに応じて候補日を自動で提案する機能を搭載しており、日程調整にかかる工数を約80%削減できます。また、面接基準や質問をテンプレートとして設定することで、評価のバラつきを防ぎ、公平な選考が可能です。
さらに、Slackと連携することで、20種類以上の通知をリアルタイムで受け取ることができ、チーム内での情報共有や連携がスムーズに進められます。
【Wantedly Hireの特徴】
- 最短1週間導入で即稼働可能
- 45分間の無料デモ
- Wantedly Visitデータや外部媒体スカウトを自動取り込み
クラウドハウス採用
運営会社 | 株式会社Techouse |
---|---|
料金形態 | 要問い合わせ |
料金(中小企業向け) | 要問い合わせ |
料金(大企業向け) | 要問い合わせ |
クラウドハウス採用では、Google AnalyticsやSearch Consoleとの連携により、求人ページへの流入数や応募率などを詳細に分析し、改善に活かすレポートを定期的に提供しています。
また、Indeedや自社サイトなど複数の求人媒体からの応募を一元管理できるため、応募者対応の効率化が可能です。
さらに、求人原稿の修正やデータの更新など、採用業務の一部を代行してもらえるサービスも用意されており、企業の負担を大きく軽減します。
【クラウドハウス採用の特徴】
- 応募ページをプロが作成支援
- 自社採用サイト制作+ATSを一体提供
- ISO27001取得
アクセスオンライン
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
料金形態 | 要問い合わせ |
料金(中小企業向け) | 要問い合わせ |
料金(大企業向け) | 要問い合わせ |
アクセスオンラインは新卒採用に特化したクラウド型採用管理システムで、マイナビをはじめとする複数の媒体と連携し、応募者情報を一元管理できます。
マイナビ会員IDを継承することで、学生側は基本情報の再入力が不要となり、スムーズな応募が可能となります。
また、面接官ごとのスケジュールをもとに面接日程を自動で割り当てる機能を搭載しているのも特徴です。さらに、FaceHubなどのツールと連携してオンライン面接にも対応しており、場所にとらわれない採用活動が可能になります。
【アクセスオンラインの特徴】
- 選考プロセスのオンライン完結が可能
- Web面談ツールとの連携
- 面接官の自動アサイン機能
ジョブスイート キャリア
運営会社 | 株式会社ステラス |
---|---|
料金形態 | 要問い合わせ |
料金(中小企業向け) | 要問い合わせ |
料金(大企業向け) | 要問い合わせ |
JobSuite CAREERは、中途採用に特化したクラウド型採用管理システムです。現場の面接官でも直感的に操作できるユーザーインターフェースが特徴で、誰がどのタスクをいつまでに対応すべきかがひと目で分かるタスク管理機能を備えています。
また、エージェント連携にも強く、すでに2,400社以上の人材紹介会社が利用しているため、エージェント経由の応募者情報もスムーズに一元管理できます。
導入時は電話・メール・対面でのサポートが用意されており、安心して運用をスタート可能です。
【ジョブスイート キャリアの特徴】
- Pマーク、ISO27001取得・特許技術・稼働率99.99%
- 80以上の求人媒体からの自動読み込みが可能
- 導入・運用サポートが充実
HERP Hire
運営会社 | 株式会社HERP |
---|---|
料金形態 | 要問い合わせ |
料金(中小企業向け) | 要問い合わせ |
料金(大企業向け) | 要問い合わせ |
HERP Hireは、現場の巻き込みを重視した「スクラム採用」に対応しており、採用担当だけでなく現場社員も主体的に関わる体制を実現できます。
Slackとの連携により、候補者の進捗状況やタスクの通知をリアルタイムで共有でき、チーム全体の連携がスムーズになります。
また、候補者ごとの情報はタイムライン形式で整理されており、過去のやり取りや評価コメントがひと目で確認可能です
。ZoomやGoogleカレンダーとの連携にも対応しており、面接日程の調整やオンライン面接用のURL発行が自動で行えるため、日程調整の手間も大幅に削減できます。
【HERP Hireの特徴】
- 無料で利用できるフリープランあり
- ITreviewで顧客満足度No.1の実績
- Slack連携で採用進捗などをリアルタイム通知
採用一括かんりくん
運営会社 | HRクラウド株式会社 |
---|---|
料金形態 | 要問い合わせ |
料金(中小企業向け) | 要問い合わせ |
料金(大企業向け) | 要問い合わせ |
採用一括かんりくんは、新卒採用・中途採用の両方に対応したサービスを展開しており、企業の採用スタイルに合わせた柔軟な運用が可能です。
データ容量や応募者数に制限のない定額制を採用しているため、利用規模が拡大しても安心して使い続けられます。
また、導入初期には最長3ヶ月間の伴走型サポートが用意されており、スムーズな立ち上げを支援してくれる点も特徴です。
業務効率化により、採用コストを最大60%削減できたという実績もあり、コストパフォーマンスにも優れた採用管理システムです。
【採用一括かんりくんの特徴】
- 定額制なので料金変動がない
- 応募者とのやり取りがLINEで完結
- 採用マーケティング機能搭載
キャリタスCONTACT
運営会社 | 株式会社キャリタス |
---|---|
料金形態 | 要問い合わせ |
料金(中小企業向け) | 要問い合わせ |
料金(大企業向け) | 要問い合わせ |
キャリタスCONTACTは、新卒採用向けに特化したLINE採用管理ツールです。
LINE公式アカウントを活用することで、学生との双方向コミュニケーションが可能になり、説明会の予約や各種通知もLINE上で完結します。
また、学生の卒業年度・文理別・選考ステータスに応じて、リッチメニューの表示内容を切り替えることができ、よりパーソナライズされた情報提供が可能です。
【キャリタスCONTACTの特徴】
- 新卒採用向けのツール
- LINEを活用した採用コミュニケーションツール
- 内定後のフォローメッセージも自動化
リクオプ
引用:リクオプ公式サイト
運営会社 | HRソリューションズ株式会社 |
---|---|
料金形態 | 要問い合わせ |
料金(中小企業向け) | 要問い合わせ |
料金(大企業向け) | 要問い合わせ |
リクオプは、アルバイト・パート採用管理に特化したクラウド型ATS(採用管理システム)です。1,000社以上の導入実績があり、業界トップクラスのシェアを誇ります。
自社採用サイトを構築できるほか、Indeed・求人ボックス・マッハバイトなどの求人媒体に自動転載が可能で、応募者の母集団形成をサポートします。
また、面接官のスケジュールに合わせた自動日程提示機能により、応募者が都合の良い時間を選ぶだけで面接が確定する点も特徴です。さらに、チャットボット「らくロボ」によって、応募受付や面接前のヒアリングなども自動化され、採用担当者の業務負荷を大幅に軽減できます。
【リクオプの特徴】
- アルバイト・パート採用に特化した設計
- 求人サイトへの自動転載
- 自社サイトや求人媒体の応募を統合して管理
採用管理システムの導入検討時によくある質問
採用管理システムについて、まだ疑問がある方も多いかもしれません。ここからは、採用管理システムの導入時にありがちな質問にまとめてお答えします。
採用管理システムを比較する際のヒントになれば幸いです。
無料で利用できる採用管理システムはありますか?
完全無料の採用管理システムも存在します。
例えば「リクナビHRTech 採用管理」は、応募者情報の一元管理や選考ステータスの設定など、採用活動に必要な基本機能を網羅。初期費用と月額費用は一切発生しません。「Hirehub」も、全機能を無料で利用できる採用管理システムとして人気です。
このほか、次のツールも制限付きで無料利用できます。
製品 | 主な制限 |
---|---|
ジョブカン採用管理 | 候補者数が30名まで |
採用係長 | 応募者の閲覧上限数が1件まで
掲載求人上限数が3件まで |
Zoho Recruit | 掲載求人上限数が1件まで |
上記のツールは、有料プランへアップグレードすると全機能を利用することが可能です。
ただし、無料の製品は広告表示があったり、データ容量や利用人数に制限があったりすることが多いです。前述の通り一度導入した採用管理システムを移行することは難しいため、「無料だから」という理由だけで導入を決めないようにしましょう。
新卒採用に特化した採用管理システムはありますか?
新卒採用に特化した採用管理システムも複数存在します。
新卒採用に特に強みのある代表的な次のツールは、次の通りです。
- i-web
- MOCHICA
- miryo+
- ACCESS ON LINE
こうした新卒採用向けの採用管理システムの中には、大量の学生へ一括で連絡を配信したり、新卒採用向けのWebサイトを構築できたりするものも多数。グループディスカッションなど、新卒採用特有の選考フローにも柔軟に対応できます。
どれくらいの採用規模であれば採用管理システムを導入した方が良いですか?
採用管理システムを導入すべき基準は、ずばり「年間の採用人数が5名程度」「応募者数が20〜30名程度」。これらを超えるようであれば、エクセルではなく採用管理システムの方が効率的です。
また、採用に関わる人事担当者が2名以上になるときも、採用管理システムを導入すべきタイミングといえます。人事担当者が1名であれば候補者の情報を個人のPCで管理しても問題ありませんが、2名以上の場合だとそうはいきません。複数人で採用活動を進める場合には、採用管理システムを用いてリアルタイムで情報共有したほうが圧倒的に効率的です。
採用管理システムはどのような採用媒体と連携できますか?
多くの採用管理システムは、大手就職サイトや転職サイト、SNSと連携することができます。
具体例は、次の通りです。
タイプ | 具体例 |
---|---|
大手就職サイト |
|
転職サイト |
|
SNS |
|
その他 |
|
就職サイトや転職サイトとの連携可否は、採用管理システムの使いやすさを大きく左右するポイントの一つ。既に解説したように、自社の利用している媒体と連携できるかどうかをよく確認してみてください。
採用管理システムと人事・労務システムは連携できますか?
一部の採用管理システムでは、人事・労務システムと連携することができます。こうした製品を選ぶと、採用から入社、人材管理までを一括管理できるためとても便利です。
人事・労務システムと連携できる代表的な採用管理システムをまとめました。
採用管理システム | 連携できる人事・労務管理システム |
---|---|
i-web | SmartHR労務管理 |
ハーモス採用 | 奉行Edge・SmartHR労務管理 |
採用一括管理くん | SmartHR労務管理 |
ジョブカン採用管理 | ジョブカン労務HR |
HERP Hire | freee人事労務・SmartHR労務管理 |
※この他にも連携できる場合があります
システム間の連携を重視する場合は、両者のベンダーを揃えることがおすすめです。特にジョブカン労務HRを利用している場合には、ジョブカン採用管理の利用をぜひ検討してみてください。
採用管理システムまとめ
母集団形成から募集、選考から採用までを一貫してサポートする採用管理システム。単に採用活動を効率化してくれるだけでなく、効果測定や外部ツールとの連携を通じて、採用活動の品質も向上させる便利なツールです。
採用管理システムにはさまざまな選択肢があるため、比較する際は各製品の規模感や採用媒体との連携可否を確認しましょう。新卒採用・中途採用のどちらを得意としているかなど、各製品の特性を理解することも大切です。
最近は、さまざまな業種・業界で人手不足が続いています。採用活動を強化するためにも、ぜひ採用管理システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
この記事の内容を参考に、自社に最適な採用管理システムを見極めてみてください。
SHARE
関連記事
-
2025年09月16日(火)
【2025年最新】受付システムのおすすめ比較10選!機能別・業種別に最適なシステムの選び方
- おすすめ
-
2025年09月16日(火)
【2025年最新】採用管理システムのおすすめ比較10選!機能別や業種別に最適なシステムの選び方
- おすすめ
-
2025年09月03日(水)
【2025年最新】販売管理システムのおすすめ比較10選!機能別・業種別に最適なシステムの選び方
- おすすめ
-
2025年09月03日(水)
【2025年最新】プロジェクト管理ツールの比較10選!料金別・目的別で選ぶおすすめ製品は?
- おすすめ
-
2025年07月22日(火)
クラウドストレージ(オンラインストレージ)のおすすめ10選【2025年最新】法人向け・事業者向けのおすすめ製品
- おすすめ
-
2025年07月22日(火)
CRMツールのおすすめ10選【2025年最新】機能別・規模別に人気製品を比較
- おすすめ
おすすめサービス

ダウンロード候補に
追加しました!

削除しました