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作成日:2025年09月21日  更新日:2025年09月21日

【2025年最新】議事録作成アプリ・システムのおすすめ比較10選!議事録のAI生成ができるシステムは?

議事録作成アプリとは、会議の内容を整理・記録してくれるツールのこと。最近はAIが自動で文字起こししてくれるものも多く、中小企業から大企業まで幅広く利用されています。スマホやパソコン上のアプリとして動作するため、導入も簡単です。

本記事では、議事録作成アプリのおすすめ比較10選を紹介。機能やメリットなどもわかりやすく解説するので、議事録作成アプリの導入が初めての方は必見です。

議事録作成アプリ・システムとは?

議事録作成アプリとは、会議内容を記録できるビジネスツールのことです。会議内容を自動で文字起こしして、会議の内容をシステム上に記録します。

最近では、会議の内容をAIが自動で要約してくれる製品も人気。外国語に対応しているものも登場するなど、高機能化が進んでいます。

会議内容を録音して自動で文字起こしをするシステム

議事録作成システムは、会議内容を自動で記録するツールです。会議内容を録音するとともに、発言内容をその場で文字起こししてテキスト化します。

自動の文字起こしというと「精度が気になる」という方もいらっしゃるかもしれませんが、最近の議事録作成アプリの音声認識精度は非常に高いです。専門用語や固有名詞も正確に聞き取れますし、誰の発言なのかを聞き分けることもできます。

また、ほとんどの製品はオンライン会議・オフライン会議の両方に対応可能。オンライン会議の場合は、ZoomやMicrosoft Teamsなどのオンライン会議ツールと連携できるものも多いです。

AIによる要約など高度な機能が搭載されているシステムが主流

最近の議事録作成システムは、AIを活用した高度な機能が搭載されているものが主流。次のようなことを実現できます。

  • 会議内容の自動要約
  • ポイントの抽出
  • タスクの設定
  • 外国語の翻訳

例えばAIによる要約機能を使うと、会議の内容を箇条書きでまとめることが可能です。タスクの設定機能では、会議の内容を元に次のアクションをリストアップできます。海外とのやり取りが多い企業では、外国語の翻訳機能があるアプリが重宝するでしょう。

単に文字起こしを代行するだけでなく、会議全般を大幅に効率化してくれる頼もしい存在です。

議事録作成アプリ・システムの機能

議事録作成アプリ・システムには多くの機能が搭載されています。

音声認識だけでなく、会議中の無意味な音声を除去したり、複数の言語を自動で翻訳したりする機能も。作成した議事録はURLやメールで簡単に共有できますし、社内独自のテンプレートへ書き出すことも可能です。

音声認識・テキスト変換機能

会議中の発言をリアルタイムでテキストデータに変換する機能。

これまでの会議では、発言内容を社員がその場で聞き取って、議事録ファイルへ書き起こす必要がありました。議事録作成アプリを使うと、こうした手作業が必要ありません。

議事録作成アプリには、AIを活用した音声認識技術が搭載されています。精度はツールによって異なりますが、会議中の発言を概ね90%以上の精度で聞き取ることが可能です。例えば「AI GIJIROKU」は、99.8%の音声認識精度を誇ります。

なお、業界特有の用語を事前に辞書登録しておくことで、音声認識の精度を一層向上させることも可能。過去の議事録を自動で学習し、音声認識精度を改善できるツールもあります。

自動ケバ取り機能

意味を持たない音声を自動で除去する機能

会議中の発言には、「えー」「あのー」といった意味のない音声が含まれます。こうした音声をそのまま文字起こしすると、非常に読みづらい文章になりかねません。

議事録作成アプリは、こうした要素を自動で除去してくれます。重複した表現なども自動で整理してくれるため、議事録を後から見返した際にも読みやすいです。

例えば「Rimo Voice」は、ケバ取り機能が充実したアプリとして知られています。自動で句読点も挿入してくれるため、文章を手作業で編集する手間がほとんどかかりません。

テンプレートに落とし込む機能

社内で使用しているフォーマットに合わせた議事録を自動で作成する機能。議事録の内容をテンプレートに沿って整理することで、見やすく管理することができます。

社内ですでに運用している議事録フォーマットがある場合には、ツールの導入後もそのフォーマットをそのまま利用できるでしょう。

例えばGoogleドキュメントを用いて文字起こしをする場合には、自分で作成したテンプレートをアップロードして利用できます。Googleが公開している多くのテンプレートを活用することも可能です。

議事録の自動共有機能

作成した議事録を、関係者に自動で配信する機能。会議終了後、関係者に対して会議の内容をスムーズに共有することができます。

議事録の共有方法は、主に以下の3通り。

  • URL形式での共有
  • 招待メール送信
  • ファイル送信

URL形式での共有では、アプリ上から共有リンクを発行することで簡単に議事録を共有できます。議事録はアプリ上で開くため、アクセス権限の設定やリンクの有効期限の設定も簡単です。スマート書記やNotta、Confluenceなど多くのツールが対応しています。

招待メールの送信では、メール招待を送信することで議事録を共有できるようになります。例えば「welog」などはこの方式です。

このほか、エクスポートによる共有に対応しているツールも。例えばNottaでは、WordファイルやExcelファイル、PDF、テキストファイルなどの形式で議事録を書き出すことができます。

翻訳機能

会議内容をリアルタイムで翻訳しする機能。日本語以外にも、英語や韓国語、中国語などのさまざまな言語を書き起こし、ツール上でリアルタイム翻訳することができます。

対応している言語の種類は、製品によってさまざまです。代表的なツールの対応状況は次の通り。

製品 対応言語数(※) 英語 韓国語 中国語
スマート書記 8ヶ国語
Notta 58ヶ国語
Texta 12ヶ国語
AI GIJIROKU 35ヶ国語

※2025年時点

タイ語やベトナム語などに対応している製品も多いです。特にNottaやAI GIJIROKUを使えば、多言語対応で困ることはほとんどないでしょう。

議事録作成アプリの翻訳機能は、コミュニケーションツールとしての役割も果たします。海外拠点との会議がある企業や外国人スタッフが多い企業では、ぜひ多言語対応の議事録作成アプリを検討してみてください。

議事録作成アプリ・システムを利用するメリット

議事録作成アプリ・システムを導入すると、以下のようにさまざまなメリットが。

  • 文字起こしの手間を削減できる
  • 書き起こしのミスが減る
  • 議事録を簡単に共有できる
  • AIが会議を自動で要約してくれる

単に議事録作成の時間が減るだけでなく、クラウド上での共有やAI要約といった議事録作成アプリならではの魅力があります。

文字起こしにかかる手間を大幅に削減できる

議事録作成アプリを導入するメリットとして、文字起こしにかかる時間を大幅に減らせる点が挙げられます。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社が実施した調査によると、20代の社員が議事録・発言録の作成にかける時間は実に1週間で8.46時間に及ぶことが明らかになりました。20代〜50代の平均でも週に6.13時間を議事録・発言録の作成に割いており、議事録の管理は社員にとって大きな負担となっています。

議事録作成アプリを導入すると、会議中の発言がすべて自動で文字起こしされます。精度も90%以上と非常に高いため、修正の手間もほぼ不要です。

文字起こしの負担が軽減されることで、議事録作成の担当者が会議へ集中できるようになったり、より積極的に発言できるようになったりといった効果も期待できます。

記録漏れや聞き漏れを無くすことができる

聞き逃しを減らせる点も、議事録作成アプリを利用するメリットの一つ。

人間による議事録作成では、どうしても記録漏れや聞き漏れが発生します。特に外国語が混ざる会議や多くの専門用語が飛び交う会議では、会話の内容を取り違えてしまうこともあるでしょう。

議事録作成システムではAIが自動で文字起こしを行うため、聞き取りミスが起こりづらいです。会議内容はすべて自動で録音されるため、後から内容を何度でも聞き返すことができます。

また、製品によってはテキスト化した内容を録音内容と紐づけることも可能。もし文字起こしに不正確な部分があった場合には、該当する部分の録音データをピンポイントで参照して修正できます。例えば「スマート書記」では、テキストデータと音声を紐づける「タイムスタンプ」機能が実装されており、後から内容を聞き返す場合に便利です。

会議後スムーズに議事録を共有できる

議事録作成システムを活用すれば、会議終了とほぼ同時に議事録が完成し、スムーズに関係者へ共有できます。

人が議事録を作成する場合、会議終了から共有までに1〜2日程度が必要です。上司のレビューなどを挟む場合には、これ以上の時間がかかるケースも珍しくありません。

議事録作成アプリを利用すれば、会議終了段階で一定のクオリティの議事録が完成します。内容チェックや修正作業は必要ですが、この作業は1〜2時間程度で終了することがほとんどです。

共有方法もリンク発行やメール送信など非常にシンプルなので、関係者はすぐに内容を確認できるでしょう。

AI要約で会議の要点をまとめてくれる

議事録作成アプリを利用すると、さまざまなAI機能を活用できるというメリットも。

例えばNottaでは、1時間の会議内容をわずか5分でテキスト化し、要点を抽出できます。ScribeAssistもChatGPTを用いた会議の自動要約機能を搭載しているほか、会議の内容から決定事項やネクストアクションをまとめることも可能です。

基本的に議事録作成アプリ上のデータはAIの学習に利用されないため、セキュリティ面も安心です。

AI関連機能は議事録作成アプリの中でも差が出やすいので、製品を比べる際は入念にチェックしてみるとよいでしょう。

議事録作成アプリ・システムを選ぶ際の比較ポイント

議事録作成アプリ・システムを選定する際のポイントは、ずばり以下の3つ。

  • 長時間会議に対応できるか
  • オンライン会議ツールとの相性は良いか
  • 翻訳機能はあるか

最近は生成AIが浸透したこともあり、さまざまな議事録作成アプリが登場しています。上記の観点を意識しながら、自社に最適な製品を選びましょう。

長時間の会議にも対応しているかどうか

システムを比較する際に必ずおさえておきたいポイントが、長時間の会議にも対応しているかどうかです。

大人数が参加する重要な会議は、3時間以上に及ぶことも珍しくありません。録音時間に厳しい制限があるシステムを導入すると、一つの会議を小分けにして保存しないといけないため、何かと不便です。自社の会議時間に対応したシステムを選びましょう。

また、運用方法もあわせて検討することが大切。例えば長時間の会議を録音する場合にはPCが必須ですし、短時間の会議をサクッと録音したい場合にはスマートフォンが便利です。自社の利用シーンを想定しながら、利用したいデバイスに適した製品を選択してください。

利用しているオンライン会議ツールに対応しているか

議事録作成アプリの重要な比較ポイントが、オンライン会議ツールとの相性。

リモートワークが普及した昨今では、オンライン会議やハイブリッド会議も多いです。議事録作成アプリを比較する際には、このとき利用するオンライン会議ツールとの連携状況を確かめる必要があります。

例えば「AI議事録取れる君」は、ZoomやMicrosoft Teams、Google Meetなどの主要なオンライン会議ツールとの連携に対応。AIボットを会議へ招待するだけで、発言内容を参加者ごとに整理して書き起こすことができます。「AI GIJIROKU」も、Zoomと連携した議事録の作成が可能です。

多言語での会議時に翻訳してくれるかどうか

グローバル企業や海外取引先との打ち合わせが多い企業では、翻訳機能の充実度も重要な比較ポイントの一つです。

翻訳機能には、主に以下の2種類があります。

  • リアルタイム翻訳
  • データ翻訳

リアルタイムでの翻訳機能があれば、外国人スタッフともスムーズにコミュニケーションを取ることができます。議事録を複数言語で作成できる機能があれば、海外拠点への情報共有もスムーズです。なおデータ翻訳では、テキスト化された議事録を翻訳します。

例えばAI GIJIROKUやNotta、スマート書記などは、すべてリアルタイム翻訳に対応しています。「ネイティブスピーカーの英語に対応しきれない」「現地スタッフと直接コミュニケーションが取りづらい」といった課題がある場合にはとても便利です。

議事録 アプリ10選

Notta

引用:Notta公式サイト

運営会社 Notta株式会社
料金形態 月額定額制
料金(中小企業向け) フリー:0円
プレミアム:1,185円/月
ビジネス:2,508円/月
※価格はすべて税込
料金(大企業向け) 要問い合わせ

Nottaは、録音データだけでなくライブ会議もAIが自動で文字起こししてくれる便利なツールです。

58言語に対応した文字起こしと、41言語以上の自動翻訳機能を備えているため、海外メンバーとの会議にも活用できます。

また、会議内容をAIが自動で要約し、重要なアクションポイントの抽出にも対応しています。

さらに、音声ファイルや動画ファイルをアップロードするだけで文字起こしができるので、会議以外の録音データを整理することが可能です。

【Nottaの特徴】

  • 0円から利用可能
  • 4000社以上の導入実績
  • 専門用語などを登録して認識精度を強化することが可能

ScribeAssist

引用:ScribeAssist公式サイト

運営会社 株式会社アドバンスト・メディア
料金形態 要問い合わせ
料金(中小企業向け) 要問い合わせ
料金(大企業向け) 要問い合わせ

ScribeAssistは、インターネット不要で使えるスタンドアローン型のアプリとして動作するため、セキュリティ面でも安心して利用できます。

また、ChatGPTと連携することで、会議内容の要約文や決定事項を自動生成でき、議事録作成の手間を大幅に削減できます。

さらに、声紋を学習して話者を自動で識別する機能があり、誰が話した内容なのかを正確に把握できます。

議事録のタグ付けや発言ごとの編集も可能で、再生位置のジャンプなど細かい修正作業もスムーズに行うことも可能です。

【ScribeAssistの特徴】

  • オフライン対応の文字起こしツール
  • ChatGPTによる要約が可能
  • ポップアップ字幕にも対応

YOMEL

引用:YOMEL公式サイト

運営会社 株式会社PKSHA Infinity
料金形態 月額定額制
料金(中小企業向け) スターター:28,000円/月
スタンダード:95,000円/月
ビジネス:180,000円/月
※価格はすべて税抜
料金(大企業向け) 要問い合わせ

YOMELは、オンライン会議にも対面会議にも対応し、ワンクリックで録音を開始すると自動で文字起こしが行えます。

「トピック」「要約文」「質疑応答」などの要点をAIが自動でまとめてくれる要約機能があり、議事録作成の工数を大幅に削減できます。

また、会議中に気になる部分は、後からキーワード検索やブックマーク機能を使ってすぐに探せるので、振り返りもスムーズです。

さらに、会議参加者が発したキーワードに反応して、あらかじめ設定しておいたFAQを自動で表示する機能も搭載されており、会議中の疑問をすぐに解決できる仕組みも用意されています。

【YOMELの特徴】

  • ワンクリックで文字起こし
  • 議事録の共有用URL発行
  • 要点や質疑応答を自動で要約

AI議事録取れる君

引用:AI議事録取れる君公式サイト

運営会社 株式会社ALM
料金形態 月額定額制
料金(中小企業向け) Personal:980円/月
Enterprise:5,500円/月〜
※価格はすべて税抜
料金(大企業向け) 要問い合わせ

AI議事録取れる君は、音声やWeb会議(Zoom・Teams・Google Meetなど)からリアルタイムで文字起こしができる便利なツールです。

90以上の言語を認識し、16言語へのリアルタイム翻訳にも対応しているため、海外メンバーとの会議でも安心です。

また、複数メンバーで議事録をリアルタイム編集できる共同編集機能があり、チーム内での共有や修正がスムーズに行えます。

さらに、議事録内の重要な発言にはブックマークを付けておき、後からキーワード検索で素早く探せるので、必要な情報をすぐに見つけられます。

【AI議事録取れる君の特徴】

  • 要点や見出し、箇条書きでの要約を自動生成
  • 90以上の言語認識、16言語にリアルタイム翻訳
  • 複数メンバーとの共同編集が可能

Microsoft Translator

引用:Microsoft Translator公式サイト

運営会社 Microsoft Corporation
料金形態 要問い合わせ
料金(中小企業向け) 要問い合わせ
料金(大企業向け) 要問い合わせ

Microsoft Translatorは、100以上の言語に対応しており、英語・日本語・中国語だけでなく、地方言語や方言にも幅広く対応しています。

さらに、言語パックを事前にダウンロードしておけばオフライン環境でも翻訳が可能なので、海外出張先や通信環境が不安定な場所でも安心です。

TeamsやSkypeなどの連携機能を使えば、会議中の字幕表示やチャットの自動翻訳もできるため、多国籍メンバーとのコミュニケーションもスムーズに進められます。

【Microsoft Translatorの特徴】

  • リアルタイムの会話を自動で翻訳
  • オフライン翻訳にも対応
  • テキストや画像の翻訳も可能

いきなり議事録

引用:いきなり議事録公式サイト

運営会社 株式会社喋ラボ
料金形態 月額定額制
料金(中小企業向け) エッセンシャル:30,000円/月
プロフェッショナル:150,000円/月
料金(大企業向け) 要問い合わせ

いきなり議事録は、Web会議にAIを同席させるだけで、自動で議事録を作成してくれる便利なサービスです。

作成された議事録は、AIに質問すると内容をもとにすぐに回答してくれるため、必要な情報を探す手間を大幅に削減できます。

操作はシンプルで直感的なので、ITツールが苦手な人でもスムーズに使いこなせるのが魅力です。

【いきなり議事録の特徴】

  • ダイジェスト動画自動生成機能付き
  • API連携対応
  • Googleカレンダー連携で会議のメモ保存がワンクリック

AI GIJIROKU

引用:AI GIJIROKU公式サイト

運営会社 株式会社オルツ
料金形態 定額制
料金(中小企業向け) パーソナル:1,500円/年
料金(大企業向け) ビジネス:200,000円/年

AI GIJIROKUは、9,000社以上に導入されている実績を持つ議事録自動化ツールです。

Zoomなどのオンライン会議にも対応しており、会議中の音声を認識精度99.8%の高精度AIでスムーズかつ正確に文字起こししてくれます。

さらに、30か国以上の言語にリアルタイムで翻訳対応しており、字幕表示としても活用できるため、多国籍メンバーとの会議でも安心です。

議事録は清書機能付きのエディタで簡単に整形でき、配布用の資料としてもすぐに活用できます。

【AI GIJIROKUの特徴】

  • 音声認識精度99.8%の高精度AI搭載
  • 専門業界に対応した音声認識
  • 24時間365日メールサポート対応

スマート書記

引用:スマート書記公式サイト

運営会社 エピックベース株式会社
料金形態 月額定額制
料金(中小企業向け) ライセンス料:10,000円/月〜+AIパック料金(要問い合せ)
料金(大企業向け) 要問い合わせ

スマート書記は、会議後にAIが自動で要約や要点、決定事項などを抽出してくれるので、議事録作成の手間を大幅に削減できます。

また、「あー」「えー」といった不要なフィラー(つなぎ言葉)を自動で除去してくれるため、読みやすい議事録に仕上がるのも特徴です。

さらに、90%以上の高精度で文字起こしができるので、内容の抜け漏れを防ぎながら正確に記録できます。

PC・スマホ・タブレットなど複数デバイスからアクセス可能で、場所を選ばずにいつでも議事録を確認・編集できるのも便利です。

【スマート書記の特徴】

  • 複数人同時編集可能
  • 最大20名までの話者認識
  • 重要ポイントに印をつけて後から参照可

LINE WORKS AiNote

引用:LINE WORKS AiNote公式サイト

運営会社 LINE WORKS株式会社
料金形態 月額定額制
料金(中小企業向け) チーム:19,800円/月
ビジネス:54,000円/月
※価格はすべて税抜
料金(大企業向け) エンタープライズ:162,000円/月
※価格はすべて税抜

LINE WORKS AiNoteは、DIHARD3国際コンペで3位を獲得した高精度の音声認識技術と話者分離機能を備えているのが大きな特徴です。

発言者ごとに内容を分けて記録できるため、議事録の精度が高まります。

また、シンプルで分かりやすい管理画面で操作性も良く、PCだけでなくiOS/Androidアプリを使って外出先でも手軽に利用できるので、場所を選ばず文字起こしが可能です。

さらに、組織管理・権限設定・利用ログの取得といった法人向けの管理機能も充実しており、大人数のチームでも安心して運用できます。

【LINE WORKS AiNoteの特徴】

  • 高精度の音声認識機能
  • 組織管理・セキュリティ対応も堅牢
  • AI要約機能の搭載

toruno

引用:toruno公式サイト

運営会社 株式会社リコー
料金形態 月額定額制
料金(中小企業向け) 月30時間:9,000円/月
月100時間:28,500円/月
月500時間:135,000円/月
※価格はすべて税込
料金(大企業向け) 要問い合わせ

torunoは、Web会議・対面・ハイブリッド会議すべてに対応しており、会議中の音声・文字起こし・画面キャプチャをまとめて記録できるのが大きな特徴です。

さらに、Windows向けのデスクトップアプリとiPhoneアプリが用意されているので、場所や端末を問わず手軽に利用できます。

音声認識の精度も高く、ヘッドセットを使えば9割以上、マイクスピーカーでも約8割の認識精度を実現しており、安心して議事録作成を任せられます。

【torunoの特徴】

  • 法人なら上限30時間まで無料お試し可能
  • 音声・文字起こし・画面キャプチャをまるごと記録
  • 直感的に操作できる画面

議事録作成アプリ・システムの導入検討時によくある質問

議事録作成アプリの機能やメリットなどを解説しましたが、まだ議事録作成アプリに関して疑問がある方もいらっしゃるかもしれません。

ここからは、議事録作成アプリを導入する際によくある質問にお答えします。無料アプリの有無や生成AIの利用方法などを解説しているので、ぜひ導入検討時のヒントとして活用してください。

オンライン会議時にも利用できますか?

議事録作成アプリは、オンライン会議で利用することが可能です。むしろ、人気の議事録作成アプリはほとんどがオンライン会議での利用を想定して設計されているといっても過言ではありません。

議事録作成アプリをオンライン会議ツールと連携させることで、会議内容を自動で録音することが可能です。多くの製品は、ZoomやMicrosoft Teamsといった人気のオンライン会議ツールとの連携に対応しています。会議中のリアルタイムでの文字起こしに対応している製品も多いです。

また、中にはオンライン会議に特化した便利な機能を備えたものも。例えば「いきなり議事録」では、重要な部分をまとめたダイジェスト動画を作成することができます。

無料で利用できる議事録作成アプリ・システムはありますか?

無料で利用できる議事録作成アプリ・システムも複数存在します。ただし、完全無料のものは少なく、無料だと何らかの機能制限や期間制限がある点に注意が必要です。

期間制限なく無料で利用できるアプリと、それぞれの機能をまとめました。

製品 タイプ 無料で利用できる機能
textfromtospeech 完全無料 全機能(書き起こしや保存、印刷など)
ユーザーローカル音声議事録システム 完全無料 全機能(書き起こし、会議内容の分析、テキストマイニングなど)
LINE WORKS AiNote 無料プラン 録音、書き起こしなど(月に300分間)
Notta 無料プラン 録音、書き起こしなど(月に120分間、リアルタイム文字起こしは1回につき3分まで)

単に文字の書き起こしさえできれば十分な場合は上記の無料アプリでも問題ありませんが、議事録の共有やAIによる要点抽出といった高度な機能は無料だと利用できないケースがほとんどです。

また、以下の製品は一定期間であれば無料利用することができます。

  • Notta
  • スマート書記
  • Rimo Voice
  • いきなり議事録
  • AI議事録取れる君
  • welog

コストを少しでも削減したい場合には、ぜひ参考にしてください。

ChatGPTなどの生成AIツールでは議事録作成できますか?

ChatGPTなどの生成AIでも議事録を作成することは可能です。ただし、議事録作成アプリと比べると使い勝手が劣ります。

まず、ほとんどの生成AIはリアルタイムの文字起こしに対応していないため、会議中にその場で発言内容を書き起こすことはできません。会議を録音し、そのファイルを生成AIにアップロードして文字起こしするという流れになるため、やや手間がかかります。また、録音ツールの用意も必要です。

また、作成した議事録の管理も煩雑になりがち。議事録作成アプリでは過去の議事録を簡単に保存できますが、生成AIで議事録を作成した場合には生成AI上のチャットをGoogleドキュメントなどにコピペするという手間もかかります。

なお、上記はあくまでも2025年5月の記事執筆時点の情報です。今後、リアルタイムでの音声認識に対応した生成AIが登場する可能性はあります。

議事録作成アプリ・システムまとめ

議事録作成アプリ・システムは、議事録作成を大幅に効率化するツールです。単に発言内容を文字起こしするだけでなく、会議の内容をAIで整理したり、簡単に社内フォーマットに落とし込んだりすることができます。

中には、カレンダーやタスク管理ツールと連携して、会議内の発言からネクストアクションを自動で登録できる製品も。最近では月額5,000円程度から利用できる製品も多く、大企業から中小企業まで幅広く導入が進みつつあります。

会議の生産性を大きく向上させることのできる議事録作成アプリ。ぜひこの記事の内容を参考に、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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